この対談では、上司と部下の関係性、二人が感じるお互いの印象、
異なる目線で見えるイチバンエイトグループの魅力に迫ります。
中林
岡室さんは大の釣り好きで、お客様を集めて、遠くまで一緒にマグロ釣りに行ったりされています。お客様からの信頼も厚く、釣りに関しては、とてもストイックに取り組まれている。主催されている釣りのツアーにはリピーターのお客様も多いですよ。
岡室
中林くんは見た目はほっそりとしているけど、熱いハートを中に秘めているタイプ。彼も私と同じでパワー系の豪快な釣りが好きなんです。
でも、よく誤解されるんですけど、パワーフィッシング好きな人間には、繊細でこまやかな人間が多い。でないと、大きな魚は釣れないんです。
中林
お互い所属店舗も社歴も全然違いますが、研修釣行でご一緒させてもらいました。
社内イベントも多いので、違う店舗の人とも気軽に話せますね。
岡室
「店舗の運営」という切り口から言うと、当社は「本部一括納品」にとどまりません。仕入れは店舗の売り場を作りあげる各担当者に一任しています。ですから、各売り場、各店舗によって色合いが違う。それが当社らしくて面白い点だと思います。また、担当者の力量や裁量が大きいので、仕入れをしている本人たちのモチベーションも上がり、責任感も強くなります。もちろん予算という枠はありますが、そのなかでの自由な売り場作りが若手社員にとってはチャンスになっていると感じますね。何より若手社員が、のびのびと仕事に向き合っている姿を見るのが嬉しいです。
中林
岡室さんのお話と重複する部分がありますが、若手の自分でも一つの仕事を任せて頂けること、自分の思うような売り場を作っていけることが面白い。そのぶん責任が伴いますが、自分の得意なジャンルを活かしたり、横のつながりを活かしながら情報を交換して、売り場作りに試行錯誤することも楽しいです。
岡室
そういえば新規のメーカーを見つけて、その商品を売り場でプロデュースしたあとに、反響があると思わず嬉しくなるよね(笑)。
中林
余談ですが、現在釣り業界の流れとしてはルアーが伸びている傾向にあります。ジギングへの興味を持っているお客様も多いので、そのようなお客様に良いアプローチができるような売り場演出を仕掛けることに楽しさも感じますね。
岡室
仕入れで大切なのはスピード感。SNSが発達している今だからこそ、今日この瞬間以降に報が共有されて、突発的に反響が出ることも少なくない。ですから、情報にアンテナを立てておくことがとても大切です。
中林
釣りが好き、ということは共通しているのかもしれません。オンオフ問わず「釣り」をしている社員も少なくないですよ。
岡室
当社は社内行事がとても多い。夏の日帰り旅行や冬の忘年会など、節目に応じてイベントが開催されます。社員だけではなく、パートやアルバイトの人たちも含めて、関わる人全員が参加できることが魅力。みんなが顔を合わせる機会を作るからこそ、生まれるコミュニケーションもありますよね。顔が見えなかった業務上の電話でのやりとりも、社内イベント以降は距離が縮まるし、横のつながりも生まれますね。
岡室
何事にも興味を持って、一生懸命仕事に向き合える人に入社してほしい。タフで明るくて元気、エネルギーのある人と一緒に働いてみたい。特に、セールの時期は忙しくて苦しいと思いますが、それをも持ち前のタフさで乗り越えられる人が活躍できるはず。また、表面上は毎年同じことをしているように見えますが、実は違います。経済や天候、魚の釣れ具合によって、売り場の対策も変えています。私たちは、いろんなジャンルの釣りを扱っているからこそ、あらゆる角度から戦略を立てることができるんです。
かつてはブラックバスブームがあったように、徐々に釣りのブームも変化しています。当時ブラックバスを楽しんでいた人たちが別ジャンルの釣りを始めていることも少なくありません。私たちは、変わり行くお客様を上手にキャッチできる存在であるべきです。
だから、当社で活躍できる人は、いろんなことに興味を持っている人。人、商品、釣りの動向にも興味を持ち、アンテナを張れば、お客様からの信頼が自然と高まります。お客様に頼られている後輩を見ると、嬉しくもあり、心強いですから。
岡室
入社して約20年が経ちますが、そこで感じるのは会社の成長。
当然のことですが、扱う商品の量や幅も大きく増えました。みんなにとってより働きやすい環境になるように、社内の体制ももっと整えていきたい。
そして、店舗ももっと増えて、会社も成長してほしいと願います。
個人的な目標は、ワールドツアーを開催すること。
カナダやボストンやドバイ、アマゾンなどで、メイドインジャパンの道具を引っさげて、世界の大物を釣ってみたいですね。
中林さん
直近の目標は役職を目指すこと。
具体的には、主任になることが次の目標です。そのために店舗全体を把握できる広い視野を養いたい。モノの管理だけではなく、人の管理ができるように成長したいですね。