この対談では、店長と副店長が、それぞれの仕事のやりがいや難しさ、
キャリアパスも踏まえて仕事の魅力を語ります。
萩原
今までの役職とは責任の大きさが違いますし、判断することも増えました。副店長になった初年度は慣れるまで苦労しましたね。私は店舗規模が一番大きなフィッシングエイト本店の副店長なので、従業員が50名ぐらいいます。シフト管理はもちろん、年間計画や予算管理、販促企画やレイアウト管理など、店長業務の中で代行できることはなるべく自分がするようにしています。
山田
私も以前は副店長をしていたので彼の気持ちがよくわかる。副店長って現場にも出るし、管理職でもある。会社と従業員の間の調整役ですね。魚と釣り竿の間にあるクッションゴムのようなイメージです。一方で、いろんなことができる立場であり、いろんな仕事にチャレンジできます。あと、私が副店長の時に心がけていたのは、店長の仕事をいかに奪うかということ。
店長がいなくてもお店が回ることが理想だと考えて、自ら率先していろんな仕事をしていました。
萩原
参考になる意見をありがとうございます!店長の要望にどこまで対応できるかも大事ですし、最近心がけているのは部下の育成。一般社員をいかに次の段階である主任に成長させるか。ここ1-2年ぐらいは育成が楽しいです。目に見えて変わったと思うスタッフや、実績を残すスタッフもいます。自分の部下が評価されると嬉しいですね!
山田
私が所属するフィッシングエイト京都伏見は、元々イチバンエイトグループが展開していた大阪とは遠い
新天地でのオープン。立ち上げから副店長として携わり、7〜8年経った今では京都でナンバーワンに近い
お店になりました。数年前にそんなお店で店長を任命された時は、ワクワクしつつも身が引き締まる思いになったのを覚えています。店長になりたての頃の反省点は、現場の仕事をついつい自分でやってしまうこと。指示をして人にしてもらうようになるまで、1年ぐらいかかりましたね。店長は自分が販売をするだけではなく、指示やアドバイスをして、自分の分身のようなスタッフを育てていくのが大切。
数年後には店長職を後任に託せるように、任せるところはどんどん任せていっています。
萩原
京都でナンバーワンの店舗になれた理由は何ですか?
山田
やっぱり接客力が評価されていると思います。お客様からそういう声を聞くことが多いですね。
釣りの知識はもちろん、挨拶、声かけ、歩き方についてなど、スタッフへは根本的な話をよくします。
萩原
なるほどです。私も次は店長になりたいです!
山田
自然に笑顔が出る子がいいですね。イチバンエイトグループは釣具店だけど、魚を釣るための道具を売るだけではなく、私はお客様が釣りを通して叶えたい「夢」を売る感覚で仕事をしています。
一緒に「夢」を売ってくれるような方が入社して欲しいですね。
萩原
当社は自由度が高いので、好きなことをさせてもらえます。販売や仕入れについてもそう。自由にさせてもらえたので、今まで楽しくできたと思っています。
山田
店長職を卒業後は、売上向上に特化した部署を提案して立ち上げたいですね。現在には無いポジションを作って、道を切り開きたい気持ちがあります。
萩原
私も店長職を経験して、最終的には本部での仕事を目指したいですね!